測定例

フリースペース測定再現性(Eバンド、PP/PC)

概要

材料測定において測定の再現性はきわめて重要です。測定系の再現性が高ければ、研究開発においては、より細かい特性の違いを把握して次の試作にフィードバックをかけることができます。 製造では再現性良くサンプルをモニタすることによってより高度な品質管理が可能になります。従来、測定再現性が悪いと言われていたフリースペース装置ですが、大幅に改善しました。 ここでは、ポリプロピレンとポリカーボネートの板を繰り返し測定した結果をご紹介します。毎回、システムのキャリブレーションをやり直して測定していますので、実際の測定現場に近い結果となっています。

システム構成

  • フリースペース 18-330 GHz FS-330(EMラボ社製)
  • ネットワークアナライザ: N5290A(キーサイト・テクノロジー社製)
  • 材料測定スイート N1500A(キーサイト・テクノロジー社製)

試料

ポリプロピレン(PP、2 mm)、ポリカーボネート(PC、2 mm)

測定結果

補足

Eバンド(60 – 90 GHz)、毎回キャリブレーションして5回測定