製品紹介:導電率測定装置 ファブリペロー共振器 20 GHz – 170 GHz

170 GHzまで銅箔の表面粗さの影響が評価できる高精度測定

  • 高周波基板用の銅箔の詳細評価に最適:σ > 0.8を再現性良く測定可能
  • 銅箔単体・樹脂に張ったもの、いずれも評価可能
  • 自動測定でバンド内の周波数特性を一気に取得

銅箔の導電率は基板の伝送損失において重要な要素です。 特にミリ波領域では、銅箔の表面粗さによって導電率が大きく異なるため、 実測評価が不可欠です。しかし、十分な性能を持った測定装置がなかったため、 銅箔単体での有効な評価は難しく、時間と労力をかけて基板上に伝送路を製作して 誘電損を含む損失を評価するしかありませんでした。
EMラボは、ファブリペロー共振器を導電率測定用に最適化することで、銅箔導電率の詳細評価を可能にしました。 この革新的なアプローチにより、低損失基板の開発効率が格段に向上します。

測定例

表面粗さの異なる銅箔導電率比較(20 - 170 GHz) ファブリペロー共振器による導電率測定

システム構成例

  • Keysight PNAミリ波テストシステム(110 GHz)   N5290A
  • 導電率測定ソフトウェア     FP-MA-CND
  • 導電率用ファブリペロー共振器 ブロードバンド (25 – 110 GHz) FP-BB-CND
  • 接続用ケーブル 1 mm
  • Windows PC

製品ラインナップ

型番 品名 接続用コネクタ
FP-BB-CND 導電率用ファブリペロー共振器ブロードバンド(20-110 GHz) 1mm(f)
FP-D-CN 導電率用ファブリペロー共振器D(110-170 GHz) WR6.5
FP-MA-CND 導電率測定ソフトウェア