

10~40GHz で簡単・高速・高精度に導電率を測定
- 高周波基板用の銅箔の詳細評価に最適:σ > 0.8を再現性良く測定可能
- 線路の作製不要!銅箔単体で導電率を測定可能
- 自動測定で簡単・高速
銅箔の導電率は基板の伝送損失において重要な要素です。 マイクロ波・ミリ波領域では、銅箔の表面粗さによって導電率が大きく異なるため、 実測評価が不可欠です。しかし、十分な性能を持った測定装置がなかったため、 銅箔単体での有効な評価は難しく、時間と労力をかけて基板上に伝送路を製作して 誘電損を含む損失を評価するしかありませんでした。
EMラボは、スプリットシリンダ共振器を導電率測定用に最適化することで、銅箔導電率の詳細評価を可能にしました。 この革新的なアプローチにより、低損失基板の開発効率が格段に向上します。
動画で分かるスプリットシリンダ共振器
機器の使いやすさは測定の作業効率を大きく左右します。 作業の簡潔さを是非ご確認ください。

測定例
試料形状
推奨試料サイズ(※正方形、単位:mm)
共振器 | 下限 | 推奨 | 上限 |
---|---|---|---|
10GHz | 60 | 70 | 94 |
20, 28, 40GHz | 45 | 50 | 55 |
推奨試料厚さ
銅箔・金属板の最大厚さは2mmです。最小厚さは特に設けておりませんが、測定周波数における表皮厚さの3倍以上の厚さを推奨します。
システム構成例

- Keysight PNAミリ波テストシステム(110 GHz) N5290A
- 導電率用スプリットシリンダ共振器 28GHz CR-CND-028
- 導電率測定ソフトウェア CR-CND-MA
- 接続用ケーブル 2.92 mm
- Windows PC
製品ラインナップ
型番 | 品名 | 接続用コネクタ |
---|---|---|
CR-CND-010 | 導電率用スプリットシリンダ共振器 10GHz | 2.92 mm(f) |
CR-CND-020 | 導電率用スプリットシリンダ共振器 20GHz | 2.92 mm(f) |
CR-CND-028 | 導電率用スプリットシリンダ共振器 28GHz | 2.92 mm(f) |
CR-CND-040 | 導電率用スプリットシリンダ共振器 40GHz | 2.92 mm(f) |