ファブリペロー共振器 25~330 GHz 誘電率測定装置

EMラボのファブリペロー共振器。バンデットタイプ。
EMラボのファブリペロー共振器。一台で25~110GHzまで測定できるブロードバンドタイプ

330 GHzでも驚くほど簡単に再現性の高い測定

  • tanδ0.01以下の低損失誘電材料の評価に最適
  • 自動測定でバンド内の周波数特性を一気に取得
  • 1周波数あたりわずか4秒の高速測定
  • 簡単設置:通常の実験室内・作業台上で測定可能

ファブリペロー共振器FPシリーズは、低損失誘電材料を330 GHzまでの広帯域で簡単かつ正確に評価できる画期的な製品です。 一部の専門家のための特殊装置のイメージが強かったファブリペロー共振器ですが、 実アプリケーションでの使いやすさと再現性の高さに注力して開発した結果、これまでの常識を覆すソリューションが生まれました。

動画で分かるファブリペロー共振器

機器の使いやすさは測定の作業効率を大きく左右します。 作業の簡潔さを是非ご確認ください。

EMラボのファブリペロー

The Signal Path(TSP)様による ファブリペロー共振器の紹介

業界の専門家や学生、愛好家に有名な科学・電気工学系YouTubeチャンネル「The Signal Path(TSP)」にて、 EMラボのファブリペロー共振器 が特集されました!
この動画では、
・誘電率測定の基礎知識
・測定に必要な構成
・測定の具体的な手順
が詳しく解説されています!
ぜひ動画をご覧いただき、製品の魅力や実用性を、あなたの目で確かめてください!

測定技術

測定の原理概要については、以下の記事で解説していますので、是非ご覧ください。

測定例

試料形状

推奨試料サイズ(※正方形、単位:mm)

共振器下限推奨上限
E/W/D/G/J band455055
BroadBand606594

推奨試料厚さ

厚さの適正値は誘電特性と使用する共振器に依存しますが、100μm が 目安になります。周波数が高くなるほど、また、誘電率が高くなるほど試料を薄く加工する必要があります。各装置の測定周波数範囲内全域で正しく測定できる最大試料厚をグラフに示します。これより厚い試料についてはお問い合わせください。 また、損失の大きい試料(tanδ>0.01 が目安)の場合は更に薄い試料が必要になります。

ブロードバンドファブリペロー共振器で測定できる試料の誘電率と厚さの関係。

※BB-L:25~55GHz/BB-H:55~110GHz

各バンドのファブリペロー共振器で測定できる試料の誘電率と厚さの関係。

システム構成例

  • Keysight PNAミリ波テストシステム(110 GHz)   N5290A
  • ファブリペロー用誘電率測定ソフトウェア     FP-MA
  • ファブリペロー共振器 ブロードバンド (25 – 110 GHz) FP-BB
  • 接続用ケーブル 1 mm
  • Windows PC

製品ラインナップ

型番品名接続用コネクタ
FP-BBファブリペロー共振器 ブロードバンド(25-110 GHz)1mm(f)
FP-Eファブリペロー共振器 Eバンド(60-90 GHz)WR12
FP-Wファブリペロー共振器 Wバンド(75-110 GHz)WR10
FP-Dファブリペロー共振器 Dバンド(110-170 GHz)WR6.5
FP-Gファブリペロー共振器 Gバンド(140-220 GHz)WR5.1
FP-Jファブリペロー共振器 Jバンド(220-330 GHz)WR3.4

関連ドキュメント

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