測定結果
- 各金属をスプリットシリンダ共振器(10,20,28,40GHz)、ファブリペロー共振器(ブロードバンド)で測定
- 直流の導電率の値は文献値を採用

ここがポイント!
- 無粗化の金属であれば、高周波数帯でも直流と同じ導電率を示す
- 装置を切り替えて測定しても、測定値に段差は見られず10~110GHzまで連続的なデータを取得可能
EMラボの導電率測定装置では、銅以外の金属の導電率も測定可能です。無粗化金属4種類を測定した結果、表面が粗されていない状態であれば高周波帯であっても直流と同じ導電率を示す結果となりました。表面が粗されている場合、高周波になると導電率が低下していく結果となりますが、その主な要因は表面粗さであることがこの結果からも分かります。
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システム構成
- 導電率用ファブリペロー共振器 FP-CND-BB
- 導電率用スプリットシリンダ共振器 CR-CND-010/CR-CND-020/CR-CND-028/CR-CND-040
- 導電率測定ソフトウェア FP-CND-MA/CR-CND-MA
- ネットワークアナライザ: N5290A(キーサイト・テクノロジー社製)
測定した試料
- 無酸素銅
- アルミニウム
- 真鍮
- リン酸銅