測定結果




ここがポイント!
- 低損失材であれば、2mmを超える試料であっても測定可能!
- 共振の変化は試料の厚さと誘電率によって決まる。誘電正接が小さければ厚くでも測定が可能になる
ファブリペロー共振器は薄く低損失な材料の評価に最適な装置です。ファブリペロー共振器では素材挿入前後の共振の変化から誘電率を算出しますが、変化量は素材の誘電率と厚さによって決まります。誘電正接が小さい素材であれば、多少分厚い試料であっても測定することが可能です。本測定例では2mmを超えるPTFE材と3mmを超えるポリエチレン材を評価しています。25~110GHzという広範囲できれいな周波数特性が得られていることが分かります。ただし、共振の変化量によっては測定できないポイントがあるため、そのポイントでの結果は省略しています。
測定した装置はこちら
お問い合わせはこちら
受託測定のお問い合わせもこちらから。
システム構成
- ファブリペロー共振器 ブロードバンド FP-BB
- ファブリペロー共振器用 誘電率測定ソフトウェア FP-MA
- ネットワークアナライザ: N5290A(キーサイト・テクノロジー社製)
測定した試料
- PTFE 2.14mm
- ポリエチレン(PE) 3.03mm